不動産賃貸借契約の初期費用っていくらくらい!?
こんにちは。
新宿・池袋にある不動産仲介会社『お部屋探しはアルク』の岡村です。
今回は不動産賃貸借契約において契約金(いわゆる初期費用)がどれくらい必要なのかを説明します。
契約金以外にも引越し代、新しい家具をそろえる為の資金など、お部屋探しには色々と出費が付き物です。
「契約金でたくさんお金を払ってしまい、新しい家具家電を揃えるお金が無くなった!」ということが無いように、無理のないプランでお部屋探しを進めましょう。
お引越しは計画的に
★意外と(?)かかる契約金
ポータルサイトなどを見ていて気になるお部屋が見つかりました。
そこで気になるのは初期費用です。
毎月の家賃などはポータルサイト上に記載されていますから分かりますが、契約金がどのくらいかかるのかという点ついてはどこのサイトにも記載されておりません。
契約金のおおよその金額は以下の速算で求めることが出来ます。
敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の場合・・賃料の5倍
敷金0ヶ月、礼金1ヶ月の場合・・賃料の4.5倍
敷金1ヶ月、礼金0ヶ月の場合・・賃料の4倍
敷金0ヶ月、礼金0ヶ月の場合・・賃料の3.5倍
上記速算式を使うと、例えば賃料が7万円、敷金1ヶ月、礼金1ヶ月のお部屋を借りようとした際の初期費用は、およそ35万円になります。
意外と(?)お金がかかりますね。
私は18歳の頃に初めて一人暮らしのお部屋探しをしましたが、
その頃は敷金と礼金と前家賃を払えば契約出来るのだろうと思っていましたが、
実際は違い、考えていた予算では全然足りなくてびっくりした経験があります。
★契約金の内訳
それでは先ほどの賃料7万円、敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の例で、
契約金の内訳をみていきましょう。
大体こんな感じになりますね。
実際は、月の途中からの契約開始だと入居する月の家賃が日割り計算になり減額されたり、反対に24時間緊急サポート料のような雑費が付いていてその分増額されたりしますから正確な金額は出せませんが、
7万円の家賃で敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の場合、契約金は賃料の5倍という速算式からそこまでズレてこないはずです。
ちなみに敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の場合、賃料の5倍であるならば、
敷金0ヶ月、礼金1ヶ月の物件ならば、賃料の4倍ではないの?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、敷金0ヶ月の物件の場合、契約時に退去時清掃代(35,000円ほど)を前払いで請求される物件がほとんどです。
なので4倍ではなく、4.5倍という計算になります。
★その他引越に伴う費用
契約金を支払ってお部屋を借りたとしても、家具も家電もないお部屋では生活することが出来ません。また荷物も運ぶ際にも引っ越し業者を使えば、その費用も発生します。
契約金以外で発生する可能性のある費用は以下のものがあります。
★家具購入費
生活に必要な家具は、ベッドと布団、カーテン、テーブル、棚などがありますね。
これらは通常一式揃えようとすると5万円ほどは必要になってきます。
★家電購入費
生活に必要な家電は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジくらいですね。
これらはトータルで10万円といったところでしょうか。
大手家電量販店などでは一人暮らしスタートセットなどの名目でこれらの家電品をセット売りで安く販売しているお店も多いです。
★日用品代
食器、洗剤、ティッシュなど日用品の費用としては、100円ショップなどでうまく買い物をすれば、1万円ほどで揃えることが出来そうです。
★引越会社利用料
こちらは都内から都内の引越であれば4万円ほどは必要になってくるかと思います。また引っ越し代は12月~4月の引越シーズン中はシーズン料金が適用され、
5月~12月の料金と比べると割高になるところが多いです。
最初にお話した契約金にこれらの雑費を加えると、
引越にかかる金額の総額は50万円以上になることも!?
一回のお引越しでこれだけのお金がかかりますから、
お部屋探しに失敗して、またすぐに転居、、、ということがないようにしたいですね!