セキュリティ設備について

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こんにちは。
新宿・池袋にある不動産仲介会社『お部屋探しはアルク』の岡村です。

本日は建物のセキュリティ設備についてお話を。

昔はオートロックやモニター付きインターホンなどの防犯設備もなく、頼れるものはドアのシリンダキー(ピッキングで簡単に開いてしまう)のみという時代もありましたが、今日では様々な防犯設備が賃貸物件にも装備されております。

これらの防犯設備について、一つずつ説明していきたいと思います。


セキュリティ

自身の生命、財産を守る為にセキュリティについて考えましょう


ホームセキュリティシステム

セコムさんやアルソックさんに代表されるホームセキュリティシステムです。

留守中に室内に侵入者が入ると、警報とともに、即座にセキュリティ会社へ連絡が入り、ものの数分で屈強なお兄さん達が現場に到着するというものです。
また自身が室内にいる際に、侵入者がいた場合は備え付けの非常通報ボタンを押せば、同様にセキュリティ会社の方が飛んできてくれます。

おそらくセキュリティ設備としてはこれが最強だと思いますが、デメリットとしては、設備導入している物件が少ない為、この設備が導入されている物件をピンポイントで探すのは難しいかもしれません。


★モニター付きインターホン

玄関前のインターホン内にカメラが搭載されており、室内で誰が来たのか確認出来るセキュリティ設備です。

こちらは先述のホームセキュリティシステムに比べて導入物件数が多く、築年数が20年より浅い物件であればだいたい導入されています。

見知らぬ人や勧誘、営業などの来訪については、居留守を決め込んでしまえばよいですし、玄関ドアを開ける際の不安もありません。

個人的にはこれが一番必須にしたいセキュリティ設備だと思います。


★オートロック

マンションのエントランス部分にあり、居住者がインターホンの通話・映像により、来訪者を確認した上で入館させることの出来るシステムです。

代表的なセキュリティ設備として知られており、オートロック付きの物件であることを必須条件に上げるお客様も多いです。

欠点としては、オートロック付き=マンションとなりがちなので、お部屋探しのハードルが上がる(家賃相場の安いアパートを含めてお部屋を探すことが出来なくなる)という点と、そもそもオートロックシステム自体が実は泥棒に対してはほとんど役に立たないという点があります。
※これについては後日書いてみようかと思います

オートロックは確かに付いていれば安心感はありますが、突破しようと思えばいくらでも突破できます。
「セールスや勧誘などの面倒事を避けられる程度のセキュリティ」という程度に思っておいた方が良いと思います。


★ディンプルキー・ダブルロックキー

■ディンプルシリンダーキー

こちらは錠前のセキュリティになりますね。

通常のディスクシリンダーキーはピッキングに対する防御力が弱く、泥棒がやろうと思えばほんの数秒で開錠出来るそうです。
数分ではなく、数秒です!

対してディンプルシリンダーキーは10倍の防御性能ということらしいですから、ディスクシリンダーキーであれば10秒で開けられるところを100秒かけさせることが可能です。
玄関先で鍵のピッキングに四苦八苦していると、他の住人などに見つかってしまう可能性も高くなり、泥棒としてもディンプルシリンダーキーのお部屋は敬遠するかもしれません。

■ダブルロック

ダブルロックというのは鍵穴が一つではなく、二つある玄関ドアのことです。
一つの鍵穴を開錠するのと、二つの鍵穴を開錠するのでは単純に時間が2倍かかります。
ここで泥棒に時間を使わせて、侵入意欲を削ごうという感じですね。

先のディンプルシリンダーキーの更にダブルロックとなれば、泥棒も面倒くさくて、侵入しようとは思わないかもしれません。

デメリットとしてはディンプルシリンダーキーであろうとダブルロックであろうと時間をかけられると結果的には開錠されてしまうという点です。


★防犯カメラ

エントランスなどにあり、来訪者の様子を撮影しているカメラです。

泥棒にとって一番避けたいことは逮捕されてしまうことですから、当然自分の姿がカメラに写される事を嫌がります。

ですので、エントランスに防犯カメラが設置されていれば、防犯カメラの付いていない物件の方がいいなと立ち去ってくれるかもしれません。

そういうわけで、泥棒除けには一定の効果が見込めるのではないかと思います。

デメリットとしては、別に防犯カメラの向こう側に監視員のような人がいて、24時間365日カメラの映像を見ているわけではないということです。

防犯カメラの出番は、実際にそのマンションで窃盗事件や殺人事件がおこり、警察が犯人を捜そう!まずは防犯カメラの映像を確認しよう!となってからです。
入居者が被害に遭ってから犯人逮捕の為に活躍する設備ですので、時すでに遅しという感じがします。


★防犯ガラス

通常のガラス窓よりも強度を上げ、外部からの破壊を防御するガラス窓です。

警視庁の統計によると空き巣被害において泥棒の侵入経路の大半は窓ガラスからの侵入です。

2017年 空き巣の侵入手段 警視庁統計


ですので、その侵入口である窓の強度を上げることは効果的です。
お住まいの住宅の窓が強化ガラス窓でない場合、ホームセンターなどで防犯用ガラスフィルムを購入し張り付けることで、窓ガラスの強度を上げることが可能です。


防犯シャッター

防犯ガラスと同じく、窓に設置するシャッターです。
不在時にシャッターを下ろしておく事で、外部からのガラス破りによる侵入を防ぐことができます。
ただし、住人が不在であることも分かってしまうため、一長一短でもあります。


一番の侵入方法は住人の無施錠によるもの

色々とセキュリティ設備について説明してきましたが、個人的には玄関はモニター付インターホンとディンプルキー、窓側を防犯ガラス(シート)で十分だと思います。

身も蓋もありませんが、結局、いくらセキュリティ設備を充実させても、泥棒が本気で侵入しようとしたら、普通のマンションやアパートについているセキュリティ設備程度では多分防げません。
タワーマンションくらいの設備が必要です。

また上の円グラフでも分かりますが、泥棒の侵入経路のNo1は住人の無施錠(鍵の閉め忘れ)です。
どんなセキュリティ設備を付けていても、玄関の鍵がかかっていない、窓を開けたまま外出する、、、などをやっていれば泥棒の侵入を防ぐことは出来ませんよね。

「オートロックも付いているし、近所のスーパーにちょっと行くくらい大丈夫だろう」という考えは危険ですね。

結局、住人の常日頃からの高い防犯意識が一番のセキュリティだと思います。

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