掘り出し物は内見不可物件にある!?
こんにちは。
新宿・池袋にある不動産仲介会社『お部屋探しはアルク』の岡村です。
内見というのは実際にお部屋を見に行く事を言います。
実際に自分が住むことになるお部屋そのものを見るわけですから、お部屋の雰囲気をダイレクトに感じることが出来ます。
日当たりは?冷蔵庫置き場のサイズは?窓からの景色は?等々、店舗で図面を見ていてもピンとこない部分も、現物を見てみれば完全に理解することが可能です。
なので、気に入った物件があれば、可能な限り内見した方がいいと思います。
でも物件の中には、内見出来ない物件もあります。
それが、退去予定の物件と建築中の物件です。
★内見不可の物件もたくさんあります
退去予定の物件というのは、現入居者が退去申請を出し、その物件が近日中に空室になるのは確定しているけれども、まだ今の時点では現入居者が居住中で、お部屋の中を見ることが出来ない物件。
建築中の物件というのは、現在、建築工事中で室内が仕上がっていない為、お部屋の中を見る出来ない物件です。
内見可能物件、退去予定物件、建築中物件の割合は時期的に変動はありますが、内見可能の物件が5割、退去予定の物件が4割、新築物件が1割といった感じでしょうか。
これらの内見出来ない物件も、もちろん私はドンドン紹介していくのですが、内見出来ないから決められない、候補に入らない、という方が非常に多いです。
私「これなんか良さそうなお部屋じゃないですか?」
お客様「本当ですね!このお部屋は内見出来るのですか?」
私「いや、これは今月末の退去予定のお部屋なので内見は出来ないんですよ」
お客様「そうですか~。じゃあこれはいいや」
みたいな感じです。
まあ気持ちは非常に分かります。
見てもいないお部屋にお申込みを入れるのはちょっと怖いですよね。
「図面を見る感じだと良さそうだけど、実際に入居したらイメージと違っていた、、、なんてことになったらどうしよう」と皆さん思われるわけです。
そういうわけで、退去予定や建築中の物件は候補から外される方がとても多いです。
ただこれは非常にもったいないなぁと思います。
実は内見出来ない物件の中にはたくさんの優良物件が転がっているんです。
★内見不可物件を候補から外すデメリット
内見不可物件を候補から外すデメリットとして、まず候補物件の絶対数が減ります。
先述した物件の割合を基準に話すと、内見不可の物件も候補にいれらる人と比べて、半分の物件の中からお部屋を探さなければなりません。
当然、優良物件を引ける確率も半分になります。
もっと重要な点としては、超が付くほど優良な物件は、基本的に空き予定、建築中の時点で申込が入るということです。
★超優良物件は内見出来るようになるまで残っていない
物件情報というのは、どの物件もまずは現入居者が解約申請を出した時点で、退去予定物件として市場に登場し、新しい入居者が決まらないまま、1ヶ月ないし2ヶ月が経過し、現入居者の退去の日を迎えると、内見可能物件(即入居物件、現空物件)になるわけです。
つまり、内見可能の物件というのは、いやらしい言い方をすれば、退去予定物件の状態である、解約申請が出てから1ヶ月~2ヶ月の間に申込が入らなかった物件ということですね。
この仕事をやっていると、各地域の鉄板物件というものがあることが分かってきます。
この地域で、この条件で、この物件に対抗できる物件は絶対にないと言い切れる超優良物件の事なんですが、そういう物件というのは、現入居者の退去前に、つまり空き予定の段階で申込が入り、現入居者が退去した時には既に新しい入居者が決まっています。
「すごく良さそうな物件だから、今の入居者が退去した後にお部屋の中を見て、予想通りだったら申込をしたいです」と悠長なことをやっている間に無くなってしまいます。
つまり、退去予定の物件を候補に入れないという事は、これら超優良物件を候補に入れないという事と同じなんです。
内見出来る物件よりも、内見出来ない物件の方がずっと良いことは多々あります。
これをスルーしてしまうのは非常に勿体ないと思いませんか?
★条件の良い新築物件は即申込推奨
建築中の物件も同じです。
新築ですからお部屋の綺麗さに問題は絶対にありません。
後は周辺環境(スーパーやコンビニの有無、駅からの帰り道)等は現地にて確認すれば分かります。
日当たりなども、バルコニー方向が南を向いていて前面に建物がなければ間違いなく良好です。
好エリアにあり、家賃相場が周辺よりも安い新築物件についても完成時に空室がたくさん残っているなんてことはありません。
二階以上のお部屋だったり、角部屋などは直ぐに無くなってしまい、完成時に残っているのは1階で日当たりの悪い部屋だけ、、、なんてことはザラです。
このあたりのお部屋も「内見出来ないから、、、」と悩んでいるうちに他の人に取られてしまい、結局どこにでもあるようなお部屋に入居する人もたくさんいます。
こういう方を見てるいると、(まだ募集が始まったばかりでお部屋がたくさん残っていた)あの時に申込してしまえば良かったのになぁ。と思ってしまいます。
退去予定、建築中の物件についても候補に入れてお部屋を探すと、掘り出し物の優良物件が見つかるかもしれませんよ。